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SONAR X1 LEを使ってみる(1)

1.はじめに

24bit、96kHz/192kHzの音を聴いてみたくてDACを物色していたのですが、日経WIN PCの記事を参考に価格が手頃で音もそこそこのものから、どうせなら録音も可能なようにとのことでRolandのオーディオインタフェースQUAD-CAPTUREを選んでみました。
肝心の曲の方は、ダウンロードに時間がかかることから、まだそれほど多くはありませんが、PC用のしょぼいスピーカーで聴いてみてもCDとの違いは感じられます。

さて、特にQUAD-CAPTUREを選んだ時には意識していなかったのですが、バンドル専用のDAWソフトとしてSONAR X1 LEが付属していたのは嬉しい誤算でした。

前の記事で書いたようにDTM環境はフリーソフトをなるたけ追求する方針でしたが、H/Wに付いて来るものは、ほぼただと見なせるので使わない手はありません。それにSONARと言えばWindows用のDAWソフトとしてSteinbergのCubaseと並ぶ定番ソフトです。製品版には、PRODUCER、STUDIO、ESSENTIALがありますが、LEはさらにその下位版で非売品、でも私のような超初心者には十分すぎる機能を備えています。各バージョンの機能比較はここを参考にされるとよいでしょう。

ただし、説明書はインストールの説明プラスアルファくらいでヘルプは当然ついているものの、系統立った操作説明を期待するのも無理と言うものです。そこで、解説書の類を別途購入することとしました。
当初は「SONAR X1 完全攻略ガイド」を購入するつもりだったのですが、近くの書店に在庫がなく、ROLAND社公認解説書の文言に騙されて「MASTER OF SONAR X1」を買ってしまいました。ところがこれが大失敗。ネットのレビュー等にもあるとおり、印刷・製本は立派ですが、価格の割には内容が今一。どちらかと言うと製品の機能説明に終始し、ちょっと詳しいメーカーカタログといった感じ、これを読んで音楽の制作がすぐできるかとと問えばほとんど役に立ちませんが答えです。(通販で購入すればよかったのですが、手持ちのギフトカードを使いたいとの欲をかいたため高い買い物になってしまいました)

まあ、でも1つ2つは同書から得た知識もあるので、本を脇に置き試行錯誤で行った基礎的操作方法等をまとめてみたいと思います。

対象は、演奏よりもスコアから打ち込みでクラシック音楽等の再現を主目的としている方になります。

2.初期設定

SONAR X1 LEをインストールしたら、起動してみましょう。
最初に次のようなウインドウが表示されますが、まずは無視して「閉じる」ボタンをクリックします。

Run01

画面左上のメニューから「編集」>「環境設定」と進んで環境設定画面を表示させます。

Preference

(1)ドライバーの設定
左のペインで、「オーディオ」>「オプション」を選びドライバーの設定をします。

Setting02

ASIOの選択が出来る場合は迷わずASIOにしましょう。WDM/KSはCakewalk用純正ドライバのようですが、SONAR X1 LEのインストールガイドでもデファクトスタンダードであるASIOの使用を推奨しています。WASAPIはMicrosoftの規格ですがOSはWindows Vista SP1以降の対応となります。まあ、残りのMMEについては今更選択する必然性は皆無でしょう。

選択したら画面右下の「適用」をクリックします。

(2)オーディオ デバイスの選択
左のペインで、「オーディオ」>「デバイスの選択」を選び使用するオーディオデバイス、オーディオインタフェースにチェックを入れます。複数のオーディオデバイスが接続されている場合でも1種類のデバイスに絞ったほうが無難です。もしデバイスがグレーアウトして選択できないときは、一度全てのデバイスのチェックを外すと選べるようになります。

Setting01

「適用」をクリックします。

(3)デバイスの設定
「オーディオ」>「デバイスの設定」画面を表示させます。(2)で選択したオーディオデバイスが録音、再生のタイミングマスターとして選ばれているはずです。サンプリングレートはとりあえず、CDのサンプリングレートにあわせ44100Hzとしておきます。

Setting03

続いて同画面にある「ASIOパネル...」をクリックしてレイテンシの設定を行います。QUAD-CAPTUREの場合下図のような画面が表示されます。

Asio01

メニューから「ドライバ」>「ドライバの設定」を選びドライバ設定画面を表示させます。

Asio02

Asio03

バッファサイズのスライダを動かしてバッファサイズを調整します。スライダを左に動かしバッファサイズを小さくするほどレイテンシも小さくなりますが、CPUの性能、メモリサイズによってはノイズが乗ったり、音がとぎれたりしますので、その時はスライダを 右に動かしバッファサイズを大きくします。
私の場合、OSはWindows7 32bit、CPUがCore 2 Duo E8400、メモリが4GBですが、バッファ最小値としても動かないことはありませんが、どうかするとアプリケーションが停止するので、図の設定としています。
それでもレイテンシが10ms足らずですので、実質問題にならない範囲と思います。

(4)MIDIデバイスの選択
メニューから「MIDI」>「デバイスの選択」をクリックし、MIDIデバイス選択画面を表示させます。
接続されているMIDIデバイスの入出力各々について使用するものにチェックを入れます。MIDIキーボード等を用いられている方はチェックを入れておきましょう。
下図ではReaperとDominoを使っていたときの名残でMIDI Yokeが表示されていますが、特に使う当てがないのであれば、チェックを外しておいても良いでしょう。因みにMIDI Yokeにチェックを入れた場合の使い道として、気まぐれDTM【愚】考(1)で紹介したキーボードソフトウェアを用いて、トラックに割り当てたVSTiの音色を確認することができます。

Setting04

設定が終わったら、「適用」をクリックします。

(5)ファイル関連の設定
必要に応じてファイルの保存先、VSTのパス等の設定をします。
「ファイル」>「保存フォルダの指定」画面を表示させます。個々のファイルの保存先を右端のブラウズボタンをクリックし、フォルダを選択して指定します。プロジェクトファイルはデフォールトだとCドライブ直下の"Cakewalk Project"フォルダに保存されますので、私の場合はDドライブの専用のフォルダを指定しなおしています。

Setting05

「適用」をクリックし設定を確定させます。

次に「ファイル」>「VSTプラグイン」画面を表示させ、「VSTフォルダ」の下にある「追加」ボタンをクリックしてVSTプラグインのある場所を指定します。通常"C:\Program Files\Steinberg\VstPlugIns"に格納されていると思いますが、自分で任意の場所にVSTプラグインを置いている場合にはそのパスを指定します。
.dllファイルの検索はサブフォルダまで含めて実施してくれるようですが、逆に親フォルダ以下にある全てのVSTを選択したくない場合は、サブフォルダレベルで個々に指定する必要があります。

Setting06

「適用」をクリックし設定を確定させます。

「VSTプラグインの検索オプション」にある「起動時にVSTプラグインを検索」にチェックを入れておくと、新しくプラグインを導入した場合自動的に検索してくれますが、その分起動時間が多少増えますので、その下にある「VSTプラグインの検索」の「検索開始」ボタンを用いてその都度手動で検索するほうが良さそうです。

大体の主要項目の設定が終わったら「OK」をクリックして「環境設定」画面を閉じます。

次回は簡単なカスタマイズについて述べる予定です。

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